横浜にひっそりと提供されているバンメンを探る

〜県内実地調査とヒアリングからの考察〜京都造形芸術大学 通信教育部 芸術学部 芸術教養学科の卒業研究のために実地調査をさせていただいた店舗の紹介。今後県外の継続調査も予定。

紹介していただきました!

あっという間に大晦日💦

やはりなかなかブログやSNSの時間が取れない日々ですが、先週なんとかウミガメ食堂さんにお邪魔して、年内最後のバンメン頂いてきました😋

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冬はいつも混んでるイメージですが、何度かテレビに出られて更に混んでいて、30分待ちくらいでした。

 

でも並んだ甲斐があり、美味しくいただけました❤️

 

さて、このブログのコメントからお問い合わせいただいたブルマさん、私が研究を始める前から既にバンメンを食べ歩かれているレジェンドなのだが、先日書き上げましたー!とご連絡頂いた。

 

ラーメンブロガーさんで食べ歩かれている量が半端ないのだが、バンメンについても秋に長野に行かれていて、私が知りたかった謎を解明されている❣️

かつ「辨麺 ~謎の愛すべき拉麺遺産 Ⅵ」も私も紹介してくださっている。

 

バンメンが中国生まれと捉えるか日本生まれと捉えるかは考え方次第なのだが、今の形は日本生まれ、でもやはり元々は間違いなく中国よね。

 

海外でも食べれるの?!とビックリする内容もあり、とにかくバンメン好きならテンションが上がるブログ。

 

気になる方、是非お読みください‼️

blog.goo.ne.jp

 

今年は結局1店舗も紹介できなかった・・・反省です。
2023年には全店舗紹介できるよう、頑張りたいと思います。

散歩の達人12月号

11月ももう終わり・・・
前回の投稿通り、月1投稿は死守です😁

 

さて、今回はちょっと番外編・・・というか宣伝です。

 

すでに雑誌の発売日は1週間前でしたが、なんと散歩の達人12月号にバンメンが特集されております✨

散歩の達人12月号

それだけでも嬉しいのですが、なんと取材の依頼を頂きました🫢

 

最初、インスタでライターさんからご連絡をいただいていたのですが、全然気づいてなくて(というかお互いフォローしていないと気づかない仕様なんですね。)その後、こちらのHPのメールから諦めずにご連絡を下さり・・・感謝です。

 

産休とともにコロナ禍になり、全然県外食べ歩けてないまま2年半が過ぎている私で良いのか!?と焦りましたが、多分後にも先にも趣味で食べ歩く方や考察する方はいても、研究という形にする稀有な人間はなかなかいないかな!?ということで、協力させていただくことに。

 

雑談という感じで終わってしまったのですが、編集部の方とライターさんたちと楽しくお話しさせていただきました。

 

出来上がった雑誌を送っていただけたので(もちろん自分でも購入しました♪)読んでいたら、早々に誤植を発見‼️
私が書いたわけではないので、まぁしょうがないけど、原稿内容確認の時は全く気づかなかった😅

 

取材に行かれる前に伺うお店を聞いて話したことや、取材当日のインタビューが上手に織り交ぜられつつ本文が進められていて、読んでて食べたくなり・・・🍜

 

でもまだどこの店にも足を運べてない状況😭

 

そう、読んでいて思い出したこともあった。
研究中、実はスープの違いとかも気になりつつあり、もっと追求してもよかったのだけど、途中からそれに気づいたのと、文字数的にそこまで違いは書けないなと感じて見送った。

が、紙面にはスープの違いが書かれていて、やっぱり途中からでも伺ってみたらよかったなぁと思ってみたり。
当時の葛藤や研究前にもっとこうすればよかった!という思いがちょっと蘇った。

がそんなことはもう今更で、とりあえず横浜生まれ横浜育ちでも浸透していないローカルフード、純粋に食べてみたい!と思ってもらえるきっかけ作りのお手伝いがようやくできたかな!?

 

書き上げてから4年以上。
遅咲きですが、関東(一都三県)で発売されている雑誌に特集してもらえるきっかけになって、本当に嬉しいです💕
(インタビュー時に店舗選定に自分の卒研資料が使われていたことを知りびっくり!)

 

ということで、店舗での冊子購入はもちろん、WEBマガジンが読める端末でも取り扱いあるみたいです!
正直他の麺も個性豊かで、バンメンが普通の麺にも見えますが🤣、ぜひお読みいただき、提供店舗を食べ歩いていただけたらと思います。

 

日々あっという間に1日が終わり(中学生と年々少の一回り違いの子育ては、対応時間が重ならなくてよいけど、休まらない^^;)、ブログやSNSから遠のきつつありますが、なんとか私も最後のお店まで紹介しなければ‼️
気長にお付き合いいただければ幸いです♪

バンメン提供店舗減少中⚠️

大変ご無沙汰しております!!
読者ですと言ってくださる心優しい方は大学の先輩後輩さんくらいですが、昨年1月に再会のお知らせを出しておきながら、結局全然更新できておらず・・・すみません。

 

バンメン研究が名ばかりになりつつある状況ですが、12歳差の姉弟2人育てながら、2年の育休を経て仕事にも復帰したためか、全然時間が取れないですね・・・💦

 

そんななか、ここ10日ほどで、2件もバンメンに関して問い合わせをいただき、およ!?何が起きてるんだ??という状況に焦りが・・・

 

1件は、こちらのコメントでお問合せいただいた、ぶるぶるぶるまさん。
個人でラーメンの歴史を調べられ、ブログを運営されていらっしゃる方で、私がお店を調べ始めた時にすでにバンメンを食べ歩かれていた方!!
最近、長野のバンメンを食べ歩きに行かれたそうで(まだ行けてないので羨ましい!)、バンメンに関する記事の第2弾を準備中とのことで、気になるお話が近いうちに読めるかも♪と思うと楽しみしかありません💕


もう1件は某有名雑誌社のライターさん。
なんと私が高校生の時に創刊された雑誌でバンメンを取り上げてくださるそうです✨
そのための取材を・・・ということで、連絡をくださいました。
(すっかり更新が止まっているインスタで最初連絡をくださっていたのですが、お互いフォローしてないとメッセージに気付かない仕様なのですね😅メールいただくまで気づけず。)

最近記事も更新してないのに、良いのかな!?と不安でしたが、単純にバンメンを取り上げてくださることが本当に嬉しく、そのお手伝いができるのであれば・・・と思い、取材を受けることにしました。

編集部の方もライターさん達もHPも卒研も読んでくださったようで、取材先を決める時に、私の作った資料を活用してくださっていて、びっくり!!

 

その際、近々閉店されるお店があると伺い、「えー!?またかー・・・」と。
ようやく時間が取れたので、今調べてみたところ、伺ったお店で県内の定義に当てはまるお店がすでに5店舗閉業。
(萬福さんは4月に閉業されたけど、7月に再開されていた😄)
そして、今月末(つまり明日!?)老舗の並ぶ本牧の三溪楼さんが閉められる模様。

 

本当に残念です。
コロナなのか円安なのか・・・
でも一番は後継者がいないこと、つまり年齢なのかなと思ってみたり。

 

取材をさせていただいていた4〜5年前にもすでにわかっていたことですが、皆さんその時点で、この代で最後かなという感じだったので、あの時、食文化として先行研究論文がなく、バンメンを研究して、書き残そう!!と思い、食べ歩くのに本当によいタイミングだったのだと改めて感じた次第。

 

もちろん後継者もいて、まだまだあと数十年食べれるお店もありますが、食べ歩くなら今がチャンス!!というタイミングなんだと思うと、全国誌で取り上げていただけ、食べようと思ってくれる方が少しでも増えたら嬉しい限り。

 

閉店店舗検索の際、メニューを見落としていたバンメン提供店舗が横須賀に1店あったのは嬉しい発見❕いつか行かねば。

 

ということで、今度こそ、投稿再開したいと思います。(月1ででも書ければ!)
そして、バンメンの記事が掲載される雑誌が発売されたら、またご紹介したいと思います♪

 

寒くなりつつありますし、バンメンの恋しい季節。
是非横浜周辺で、ご賞味ください🍜

 

 

 

 

 

 

中華料理 萬福(桜木町・日ノ出町)

昨日は良い天気の横浜市某所でしたが、今日はいまいちパッとしないお天気。
寒い日のランチは温かいバンメンなどいかがでしょうか?

ようやくbabyが10ヶ月を過ぎ、ちょっとくらいパソコンを触っていても一人遊びをしてくれるようになったので、記憶があるうちに書き記さねば💦

コロナ渦で閉店している店も多々あり、もう書いても行っていただけない店がある事が残念でなりませんが、今回のお店はまだまだ現役!なお店です。
しかも昨日食べログ見たら、3.5超えているじゃないですか!
伺った当時は3.1くらいだったのに・・・何が起きたのでしょう!?

 

2018.4.12

食べ歩き12件目は野毛エリアにある萬福さん、近くにウインズがあるからか、ここら辺のお店は競馬新聞を持ったお客さんやテレビのあるお店が多いです。

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ランチタイムを過ぎた頃にお邪魔したところ、数名の方が、店内に。
女性のおひとりさまは、なかなか来ないのか、一瞬戸惑われた感じが。


ドア横のカウンターに座り、店内をぐるり見回して、メニューを確認。

さて、バンメンはちゃんとあるかな?と壁のメニューを見たところ漢字で書かれているじゃないですか!

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こちらは『辨麵』ですね。
早速注文。

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器は深くて汁多め系。あんもしっかり目。

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麺はストレートで太くもなく細くもなく一般的です!

いざ実食。
いか、えび、叉焼、豚肉、きくらげ、小松菜、玉ねぎ、にんじん、白菜、細ネギ、かまぼこ、なるとの12種類♪

美味しかったー。

お話を伺えるかなぁ?と、私の後に入ってきた方のオーダー出し終わった後、女将さんに話しかけてみました。


「大学でバンメンの研究をしているのですがー・・・」

「え?!バンメン??」

とびっくりされました。そりゃそうですよね。笑

こちらは50年前(インタビュー当時)の1968年頃創業されており、今の店主は2代目さんという事です。
奥にいらした店主の方に話を通してくださいました。

「先代は會星楼から独立。
中華丼・五目焼きそばとあたまは一緒!
五目焼きそばには錦糸卵をのせている」

 

そう、ここで『あたま』というあんと具を指す言葉を教えていただきました🎶

また
「會星楼で修業されていた方が長野に行かれた。
會星楼の方は本牧の出身」
と長野にバンメンがある理由はこれかも!?という謎まで解けたかな?!

そしてなんと、冷やしバンメンを作ったことがある!というお話まで伺えました。
冷やしバンメン!!!めっちゃ気になるー。

店主、「とりあえずバンメン作ってあげるよ」と私が食べた後だと知らずにご提案をしてくださり、女将さんと一緒にさっき頂きましたーと慌てて止める一幕も💦

予想以上にいろんなお話を伺え、とてもありがたかった次第です。
ということで、次に行くお店は先代が修行をされていた會星楼さんに決定しました。


ごちそうさまでした❤️

 

再開のお知らせ!

以前お読みいただいてくださっていた皆様、大変ご無沙汰しております❗️
バンメン研究家が名ばかりになりつつあるnakoです。

あっという間に最終更新日から1年4ヶ月が過ぎておりました💦


昨年3月に無事第2子を出産し、あっという間に2020年が終わり今に至ります。
産休・育休中はのんびりゆっくり過ごす余裕があるはずが、コロナ渦になってしまい、家で毎日3食作る日々(苦笑)
気軽にお友達に会えない日々ですが、夫も娘も常に家にいる(リモートワークにオンライン授業)ので、ワンオペ育児にならないのが、
私にも息子にもありがたい時間です。


ようやくブログをかける余裕が出てきたので、そろそろ再開したいなぁと思います。

こんな世の中なので、すでに閉店された店もあり、非常に残念ですが、コロナに負けずに頑張られているお店の応援も兼ねて、
紹介できれば良いなぁと。

また明日以降ボチボチ更新していこうと思いますので、どうぞお付き合い頂ければ幸いです❤️

 

追記:再開するにあたり、Googleで「バンメン」と入れて検索したら、
   なんと卒研が一番初めに出てくるじゃないですか!!!!!
   感動✨読んでくださった方、ありがとうございます。

 

バンメンブーム来るか?!

昨日のデイリーポータルZで「バンメン」が掲載されていると

文化的生活の記録

を書かれている、わたのはらさゆさんから連絡をいただいた。

 

dailyportalz.jp

 

おぉ!!!
中華街のお店以外、すべて回った店ですよ。
全店舗でヒアリングさせていただいたし、卒業研究もお届けさせていただきました。はい。

 

ちなみに中華街にもバンメンあります。1店舗だけ。
ここのブログを読まれている方ならお分かりですね。

そう、清風楼さん。

 

やはり気づく人は気づくし、はまる人ははまる食べ物だなぁと神奈川県内食べ歩いた私も思う次第です。

県内全店舗早く紹介しなければ。。。

 

先に知りたい方は、ちょうど1年前に書き上げた

g.kyoto-art.ac.jp

をご覧ください♪

 

お店ごとに本当に違うので、ぜひお好みのバンメンを見つけていただければと思います★

 

玉泉亭(伊勢佐木町)

残暑厳しいかと思いきや、意外にも朝が涼しくなり過ごしやすくなりましたね♪
前回からあっという間の1か月。。。ペースアップしないと年内に投稿が終わらない・・・💦

 

さて、今回はサンマーメンで有名な玉泉亭さんに伺った時のお話。
以前伺ったときはバンメンなんて気づかなかったけど、メニューにあった!?

 

2018.4.8

 

今回伺ったお店の中で以前行ったことがあったのは中華街の聚英さんとこちらの玉泉亭さんだけ。

如何に人間はメニューをちゃんとみていないかということがわかります。はい。(私だけ?)

 

伊勢佐木町の商店街を抜けると出てくるこちらのお店。

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まずは最近少なくなった店頭サンプルをチェック!
あれ?!サンマーメンより目立つじゃないですか!!!

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そして日替わりの?店頭看板もこの日はバンメン💗

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なんとも推しが強い!(笑)


夕方早い時間にお邪魔したのですが、入って数十分でお客様が。
インタビューできるタイミングはあるかしら!?

 

ドキドキしながらメニューを確認。

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★がついている人気メニューらしい✨
ということで、迷わず注文。


この日は家族で夕飯に伺ったのだが、もちろん夫と娘は別のもの。

ちなみにこちらのお店にも広東麺があった。
ここ比較ポイントの一つなのだが、サンマーメンのような広東麺のような。。。と曖昧なバンメンがちゃんと違うものとして提供されている店があるということは、明らかに別の食べ物であるということがわかる。

 

ただ、この形のバンメンが提供されている県内19店舗中広東麺があったのはすでに紹介した日栄楼さんと翠香園さんとこちらの3店舗であった。
サンマーメンは全部の店舗にあるというのに…
やはりバンメン=広東麺という認識があるのだろうか!?

 

さてお待ちかねバンメン到着―!!

 

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お、あたまのアンが強め!!
麺はどうかな?

 

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細めだ!!
この麺の太さに関しては正直測っているわけでも、伺っているわけでもないので、ファーストインプレッションでしかないことを書いておく。

 

そして器は薄い🎵そしてスープが少ない。
これぞ私的横浜バンメン❕❕❕

 

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中身は、エビ、チャーシュー、豚肉、きくらげ、たけのこ、玉ねぎ、長ネギ、人参、白菜、ほうれん草、かまぼこ、そしてお初の溶き卵🥚の計12種類。

 

モリモリですね❣

 

ということで、ペロリと頂きました(*'▽')

 

さて、お話を伺うタイミングを待っていたら、ちょうどオーダーを提供しきった時があったので、迷わずママさんにお声がけ。

 

バンメンの研究をしていると話をすると、なんと昔のメニューを探してもってきてくださった✨

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旧メニュー

以前は三鮮弁麺と漢字だったよう。

創業は1918年。奇珍さんと同じだ!

 

シェフからもお話を伺うことができた。

 

サンマーメンと作り方は一緒。
 バンメンとサンマーメンどちらが先かわからない。


 カタカナでバンメンにしたのは5~6年前。

 五目そばは塩味であんかけではない。
 中華丼・五目焼きそばとあたまが一緒。」

と。

やはりバンメンとサンマーメンの発祥はどちらが先かわからない意見が多いな。

 

ママさんに卵のことを伺うと、昔は卵は貴重なものだったから、豪華に見えるように入れたんじゃないかなぁとのこと。


そう、卵が贅沢品だったことを考えると、バンメンはとても高級な部類に入るものである。
日栄楼さんも昔アワビが入っていたと言ってたし❕

 

と今、書いていて、広東麺との違いを聞き忘れていたことに気づく…orz

五目そばが塩で広東麺は醤油というのが一般的だが、広東麺はあんかけではない?!
それともスープの量が違うだけ!?

 

次回イーフーメン(こちらも漢字からカタカナになったのですね。漢字だと伊府麺。これまた手間のかかる食べ物であり、今提供しているお店は非常に少ないと思う。)を食べに行きたいと思っていたので、その時にでも伺おう!!!

 

ごちそうさまでした♡

 

さて、そろそろ夕飯の時間ですね♪
今夜はちょっと涼しいので、バンメンなんていかがですか?