横浜にひっそりと提供されているバンメンを探る

〜県内実地調査とヒアリングからの考察〜京都造形芸術大学 通信教育部 芸術学部 芸術教養学科の卒業研究のために実地調査をさせていただいた店舗の紹介。今後県外の継続調査も予定。

聚英(中華街)

生憎の雨☔ですね。
新年度になり、慌ただしく、気づいたら5月半ばです💦

 

さて、2018年度のバンメン記録に突入!と思っていたのですが、1件書き損じておりました。


ということで、食べ歩き8件目。

 

2017.9.16

 

中華街の中にある、聚英 (しゅうえい)さん。

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板橋在住の知人から教えていただき、前々から食べに行っているこちらのお店。
以前伺った清風楼さんのお隣。

 

もう5回以上は行っているはず。
でもバンメンなんてメニューはなかったはず。。。


と思っていたのですが、夫から「あるみたいだよ」と。
えぇぇぇ!?💦
慌てて確かめに行きました。w

 

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聚英メニュー

ありました!!

「かに肉のあえそば」と書かれている横に漢字でちゃんと「蟹肉辨麺」と。

 

清風楼さん同様 「辛」に「リ」に「辛」の字を使う辨である。
これは分けるという意味で弁の旧字体である「辛」に「力」に「辛」でもない。
バンメン・弁麺(辦)・辨麺の3パターンがあるようだ。

 

ということで迷わず注文。
提供まで気の良いマスターとおしゃべり。
毎回行くたびに話しかけて下さるのですが、今回は大学でバンメンについて調べていると伝えたら、いろんな話をしてくださった。

 

こちらは2001年創業で、本牧幸楽の直系3代目。
メニューはお兄さんが考案されたそうで、ご実家の幸楽ではバンメンを提供されていなかったと。

 

「『バン』は『和える』ということだから『和え麵』だと思うよ。
うちはちょっと他と変わっているから食べてみて!!」

 

ということで、到着したものがこちら。

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かに肉あえそば(蟹肉辨麺)

おー✨確かに今までと全然違うー!!!
まず、スープが醤油じゃない。
そして具がとてもシンプル。蟹とレタスと卵だけ。
でもめちゃくちゃ美味しそう💗

 

器は取り皿のような浅さ。

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そして麵は他と比べたら細い。

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ということで実食。
鶏ガラベースの和え麵。蟹肉がたっぷりで美味しく、優しい味。
よくある和え麵は辛いイメージだったのですが、これは好みだ。

 

作り方を伺ったら、メニューにはあえ麺と書いてあるが麺は具材と一緒に煮込んでいるそう。

 

和え麵であれば「拌麵」が正しいが、煮込みまで加わるとオリジナルと思われる。
漢字は「辨麺」を使っているものの、県内における「バンメン(辨麺)」とは似て非なる食べ物となのではないかと考える。

 

ということで調査終了。
あとはいつも通り、えび揚げ巻きや蒸し鶏、海鮮そばなどを頂きました(*´▽`*)
(あ、もちろん一人で食べたわけではありません!w)

 

ごちそうさまでした🎶

ちなみに、昨年論文が完成してからお届けに上がり、今年食事に伺ったら、面白かったよー!とマスターが言ってくださいました!
感謝です☆

 

今日は肌寒いし、ランチに温かいバンメンはいかがですかー?