横浜にひっそりと提供されているバンメンを探る

〜県内実地調査とヒアリングからの考察〜京都造形芸術大学 通信教育部 芸術学部 芸術教養学科の卒業研究のために実地調査をさせていただいた店舗の紹介。今後県外の継続調査も予定。

玉家(本牧)

パッとしない天気が続く横浜です☁

せっかく朝髪をきれいにセットしても通勤時の湿気で会社についたころにはぼさぼさ。。。💦

 

7月中旬に長野は上田と松本にバンメンを食べ歩きに行こう!と思っていたのですが、前日体調不良で宿をキャンセル。長野行きは見送ることにしました。
県外調査で一番気になっている場所にはいついけるのでしょう…( ;∀;)

 

さて、卒論提出まで半年を切った2018年3月。
まだ焦りがなく、マイペースに食べ歩いておりました。

 

そんなときに伺った玉家(玉家そば店とgoogleなどではでます)のお話。

 

2018.03.11

 

この日は私が生かされて12年を迎えた日。
あの日、交通事故に遭ってなければ、きっとこんな人生送ってなかっただろうなぁという日々。
バンメンを知らずに死んでいたかもしれないと思うと、なかなか面白いおまけの人生を歩んでいると思う。

 

さて、食べ歩き10件目は、午後本牧でKUADの先輩が経営されている美容院に行く前にランチに行こうと、お店から一番近くでバンメンが食べられる玉家に伺った。

 

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12時過ぎ、すでに結構混んでいる💦
メニューを開いてバンメンを探す。。。

 

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あった!!

 

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???
補足に「五目ウマニソバ」と表記が。。。

こちらのお店ではメニュー右上に五目そばも存在する。そこには「(塩味)」と書かれている。

 

ちなみに「五目ウマニ」も存在する。
こちらのお店のメニューから推測すると、塩ベースに五目ウマニをのせたものは五目そばで、醤油ベースのスープに五目ウマニをのせたものがバンメンという答えにも見える。
ただ、写真では五目そばにはゆで卵や伊達巻!?が入っているようにも見えるので、やはり別の答えなんだろうか。

 

ということで、いざ実食。

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具材はいか、エビ、チャーシュー、豚肉、きくらげ、たけのこ、たまねぎ、青梗菜、にんじん、白菜、かまぼこ、うずらの12種類。

 

お気づきの方もいるだろうが、お肉が二種類入っているところは意外にも多い。

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器は深い。
久々に食べるバンメンだったので、少ないスープを期待していた。ちょっと残念。

 

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麺の太さは普通かな。

 

優しいお味でぺろりと平らげました🎵

ごちそうさまでした。

 

 

会計の時、お忙しい中大変申し訳ないのですが。。。とバンメン研究をしていることを伝えたら、店主の方が出てきてくださった。

 

創業は関東大震災の翌年1924年、つまり2018年時点では94年。とても古い。
バンメン提供店で古いお店はほとんどが本牧であることを考えると、やはり発祥は本牧か。

 

また古くからあり、昔からこのスタイルだとすれば、五目ウマニ麺=バンメンという考え方でもおかしくはない。実際鳳月(平塚)でもそのような表記があった。


しかしながら、五目ウマニ麺=バンメンだとすると、なぜスープが少ない店があるのか。。。
その疑問を解決しないことには結論が出せないと考える。

 

店主からは「大谷不動産が本牧のことに詳しいから聞いてみると良いよ」とアドバイスをいただいた。
食べ歩きが終わり、余裕があったら、伺いたいなと思い、お店を後にした。

 

 

ということで、食べ歩き10件目はまた疑問が再燃した回となりました。
あー。。。このペースで結論にたどり着けるのか!?
4月からは怒涛の食べ歩きが始まります❕


お、もう少しでランチタイムですね。
暑いですが、具だくさんのバンメンはいかがですかー?!

銀座アスター本店(銀座)

台風🌀が去って蒸し暑い横浜です。
こういう日は出歩かないのが一番ですが、仕事がある以上外出は嫌でもしなければいけません。

 

こんな日にはやはり冷やし中華!冷やしラーメン!!がベストなのでしょうが、ここはバンメンのブログ、やはりバンメン推しで参ります。

 

といっても今回はバンメンではなく仮説を検証するべく伺った銀座アスターのお話。
すでに違うと思うと聞いてはいるものの、提供されていた元祖に行かなければ!と伺いました。

 

2018.2.21

 

食べ歩き9件目は銀座のメイン通りにある昭和元年創業銀座アスター本店。
門構えが素晴らしく、入るのに躊躇してしまう。
明らかに今まで食べ歩いてきた中華料理屋さんとは違う・・・
外観はお店のホームページにもあるので割愛。


友人と普通に食事を頼み、最後に頂いたのがこちら、「アスター麺」

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アスター

 

見た瞬間、「あ、違う・・・」と心の中で思っていたつもりが、声に出していた💦

 

まずは具材の確認。
エビ、豚肉、インゲン、きくらげ、タケノコ、青梗菜、長ネギ、白菜、エリンギ、シイタケの10種。ショウガとニンニクもしっかり。

 

器は深い。

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麺は細は細く、スープは味噌である。

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これはチャプスイをのせた麺なのだろうか。

 

とりあえず食べてみることにした。

美味しい❣

 

明らかにバンメンとは別物だ。
コクがあり、もう一口、もう一口…と食べ進めてしまう。
とはいえ3等分だったので、あっという間の1杯だった。

 

食べ終わった時点で、ラストオーダー後で人も少なかったので、迷わず話を伺うことにした。

 

対応してくださったのは副支配人さん。
現在既にメニューからは消えているチャプスイのことをご存知か不安だったが、創業80年(2006年)、期間限定で復活したことを教えてくださり、チャプスイについて詳しく掲載されている銀座アスターが出版された「銀座口福―銀座アスター饗宴への招待」という書籍を持ってきてくださった。

 

残念ながら、アスター麺はチャプスイをのせた麺ではなく、『アスター醤』という特製の味噌を使ったものだった。

チャプスイは塩味だったり醤油味だったりいろいろあったようだが、味噌ではなかった模様。

 

復活の際は昔のレシピの再現ではなく(残念ながらレシピはなかったそう)、当時を知る人の話を参考にしながら、今の方の口に合うようにしたものだったとのこと。

 

書籍を拝読させていただいたところ、チャプスイに明確な定義はなく、「炒めた具材を煮込んだ料理」で、提供当時はメニューにアメリカンチャプスイの部として15種類ほどあったようだ。

 

つまりチャプスイはバンメンのあたま(具材)のようなトロミはなかったということか。
当時にタイムスリップできたら、食べてみたいものである。

 

ということで、調査終了!

〆のアスター麺の前に、シャンパンや前菜盛り合わせ、小籠包やエビマヨなど頂き、大満足の夕食でした。


ごちそうさまでした💗

 

ということで、仮説はやはり仮説で終わってしまいました。
が、事実に一歩近づいたと思い、またバンメンの食べ歩きをぼちぼち始めなければ半年後には提出する卒論に間に合わない!!と焦る筆者でした。

 

帰宅後、やはり見せていただいた本、ゆっくり読みたいなぁとAmazonで探してぽちっ🎶
開くたびに中華料理が食べたくなる苦しみを味わうことになったのでした。

 

あ、そろそろランチタイムですね。
冷たいものもよいですが、やはり暑いときには涼しい場所でアツアツのバンメンなんていかがでしょうか??

 

聚英(中華街)

生憎の雨☔ですね。
新年度になり、慌ただしく、気づいたら5月半ばです💦

 

さて、2018年度のバンメン記録に突入!と思っていたのですが、1件書き損じておりました。


ということで、食べ歩き8件目。

 

2017.9.16

 

中華街の中にある、聚英 (しゅうえい)さん。

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板橋在住の知人から教えていただき、前々から食べに行っているこちらのお店。
以前伺った清風楼さんのお隣。

 

もう5回以上は行っているはず。
でもバンメンなんてメニューはなかったはず。。。


と思っていたのですが、夫から「あるみたいだよ」と。
えぇぇぇ!?💦
慌てて確かめに行きました。w

 

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聚英メニュー

ありました!!

「かに肉のあえそば」と書かれている横に漢字でちゃんと「蟹肉辨麺」と。

 

清風楼さん同様 「辛」に「リ」に「辛」の字を使う辨である。
これは分けるという意味で弁の旧字体である「辛」に「力」に「辛」でもない。
バンメン・弁麺(辦)・辨麺の3パターンがあるようだ。

 

ということで迷わず注文。
提供まで気の良いマスターとおしゃべり。
毎回行くたびに話しかけて下さるのですが、今回は大学でバンメンについて調べていると伝えたら、いろんな話をしてくださった。

 

こちらは2001年創業で、本牧幸楽の直系3代目。
メニューはお兄さんが考案されたそうで、ご実家の幸楽ではバンメンを提供されていなかったと。

 

「『バン』は『和える』ということだから『和え麵』だと思うよ。
うちはちょっと他と変わっているから食べてみて!!」

 

ということで、到着したものがこちら。

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かに肉あえそば(蟹肉辨麺)

おー✨確かに今までと全然違うー!!!
まず、スープが醤油じゃない。
そして具がとてもシンプル。蟹とレタスと卵だけ。
でもめちゃくちゃ美味しそう💗

 

器は取り皿のような浅さ。

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そして麵は他と比べたら細い。

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ということで実食。
鶏ガラベースの和え麵。蟹肉がたっぷりで美味しく、優しい味。
よくある和え麵は辛いイメージだったのですが、これは好みだ。

 

作り方を伺ったら、メニューにはあえ麺と書いてあるが麺は具材と一緒に煮込んでいるそう。

 

和え麵であれば「拌麵」が正しいが、煮込みまで加わるとオリジナルと思われる。
漢字は「辨麺」を使っているものの、県内における「バンメン(辨麺)」とは似て非なる食べ物となのではないかと考える。

 

ということで調査終了。
あとはいつも通り、えび揚げ巻きや蒸し鶏、海鮮そばなどを頂きました(*´▽`*)
(あ、もちろん一人で食べたわけではありません!w)

 

ごちそうさまでした🎶

ちなみに、昨年論文が完成してからお届けに上がり、今年食事に伺ったら、面白かったよー!とマスターが言ってくださいました!
感謝です☆

 

今日は肌寒いし、ランチに温かいバンメンはいかがですかー?

演習1の提出と結果

相変わらずの不定期更新。
そろそろランチの時間ですね!

前回ブログを書いてから、翠香園さんに行かねば!!と思っていた際、横浜に行く用事が出来たので、反町でおり、ランチに伺い、久しぶりにバンメンを頂いてきました。

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翠香園さんのバンメン

無事卒業研究集もお渡しでき、お礼も伝えられました💗

研究集のお礼にと、帰ろうとしたらなんとデザートが!!

 

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お礼に頂いたデザート盛り合わせ

ありがとうございます♡
ありがたく頂戴しました!



ちなみに海老巻きも3本食べていたので、確実にカロリーオーバー💦(笑)
伺った3/9はとてもよいお天気だったので、横浜までお散歩となりました。

 


私が以前お話を伺ったのは現店主(3代目)なのですが、お会計の時に4代目になる予定の息子さんがわざわざ名刺をもってご挨拶に来てくださいました。
彼が一番好きなメニューもバンメンだとか🎶
跡継ぎがおらず、お店を閉める店舗が多い中、ウミガメさんと翠香園さん(と、まだ登場してない榮濵樓さん)はこのスタイルが続くと思うと、ほっとします。


さて、前回の記事のお店の取材までで、2017年8月に演習1を提出したので、今回はその話を。
もし読んでくださっている後輩さんがいれば、少しは参考になるかもです。

私の演習結果は75のBと惨敗。
シラバスにかかれている課題をすべてクリアしたつもりでしたが、私がバンメンの謎を追うことにいっぱいで、「十分な考察に至っていない」という講評を頂くこととなった。


でもこの時の講評が、卒論を秋卒業初の優秀賞に導いてくれたといっても過言ではない。

 

講評には「素晴らしいレポート」とU先生にまずは褒めていただいた。
良かったところとして、着眼点、フィールドワーク、仮説に対する答えを見つけようとしているところなど失われつつある食文化を再評価しようとしているところをあげてくださった。
自分で地図を作製したのもよかったよう。

 

しかし、演習1をあくまで卒論までの過程とみていた私のレポートは演習1としての答えにはなっていない状態だった。

 

なので、卒論にはこういうことが必要ですよ、こういうポイントを意識してくださいね、私(先生)としてはこういう違いが気になりますよというダメ出しを沢山頂いた。

 

 

通信なので、すべてWEB上でのやり取りだが、本当に丁寧にご指導いただけるのと、この講評で理解に苦しむ部分は学友さんにかみ砕いてもらい、求められていることに理解を深めたり、アドバイスをもらうことや、学生限定のSNSのオンライン上のレポ見せで、他の方のレポート(点数の良いレポートは当たり前ですが学ぶことが多く、点数の悪いレポートからも題材や視点を養わせていただけ、どんな点数でも参加することに意味があるものでした)から沢山の視点・構成・結論の根拠や流れを勉強させていただいた。


そこから、U先生のダメ出しに全部答えてなきゃ!!という野望が生まれ(笑)1年後(2018年8月)に提出する卒論まで県内の食べ歩きを終えることが目標になった。

 

 

先行研究のないものは自分の足で歩いて答えを見つけるしかない!!!


ということで、まだ卒業研究までにこなさなければならない課題と格闘した2017年度の秋と冬。

合間の情報収集だけで、食べ歩きは2018年までお休みとなりました。

 


もしこれから卒論を見据えて演習に取り組まれる方がいたら、私のように通過点的なレポートにはしないことをお薦めします。が、評価が厳しいのも意外に良いのかもしれない。(難しいですね。笑)

 

 

次回からは2018年の食べ歩き記録に突入しちゃいます♪
→1件書き忘れてました💦

翠香園(反町)

大変だ!前回の投稿から50日も経ってしまった💦

旧正月に合わせて更新!と思っていましたが、それすらも超えてしまい。。。(^_^;)

遅ればせながら、今年もよろしくお願い致します❣

 

 

さて1月は中華街で元職場のメンバーと女3人でバンメンのはしごをしました。

清風楼さんとまだ登場していない聚英さん。お隣同士なのに、全く異なるバンメンを提供されています。

一緒に行ったメンバーの一人はウミガメ食堂さんでも食べたことがあるので、違いに驚いていました。

聚英さんの話はまた後日!

 

 

食べ歩き7件目のお話に。

 

 

2017.8.8

 

反町駅から徒歩数分の所にある翠香園。

残業後行けそうなお店に行こう!と車で出勤し、なんとか20時過ぎに訪問。

 

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外観

(写真があると、「あー!これ食べたい」って気持ちになりませんか?!

先日ヨーロッパを3カ国回ったのですが、意外に写真付きのメニューは少なくて、単語で料理を必死に想像しました!!)

 

 

メニューを見て驚いたのがバンメンに解説があった!!

そして壁面にはおすすめと書いてある🎶

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メニューと壁面

期待が膨らみ、いざ実食!!!

 

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麵が隠れ切らない汁少な目。そして浅い器。

 

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これぞ私的スタンダードなバンメン!!!

 

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麵は太くも細くもなく。あたまの餡はしっかりととろみがあり具沢山。

えび、叉焼、きくらげ、小松菜、タケノコ、長ネギ、にんじん、白菜、ヤングコーン、ふくろう茸、マッシュルームの11品。

珍しく練り物がない。そして2種類もキノコが。

 

温かいうちにいただき、ラストオーダー後のお客が私だけになった時にお話を伺ってみたく、お声がけ。。。

中で片づけをしていた店長さんが対応してくださった♡

 

創業は70年前で(2017年時点)、3年前まで青木町(横浜市神奈川区)で営業されていて、移転されたそう。

だからお店がキレイなんだ!と納得。

 

現在は3代目で、メニューは『バンメン』だが、漢字では『番麵』と聞いていると。

(えぇぇ!?また新たな説が浮上か!?)

 

ちなみにこちらのお店にはメニューに広東麺も存在した。

広東麺との違いを聞いてみると、なんとスープの量だけだった💦

もう少し何かないのか伺ったところ、ごま油をしっかり利かせているのがバンメンだそう。

 

ほー!他店でも、今後はごま油のことを聞いてみようと思った。

 

バンメンについて書いてある文献がないので、フィールドワークをしている話をしたところ、

雑誌でちょっと書いてあるのがありましたよ!と情報をくださった。

季刊誌の『横濱』2017年冬のものらしい。早速取り寄せてみることにした。

 

そして、私の論文にも非常に興味を持って下さり、読みたいとおっしゃって下さった。

届けなければ!!
(ということで卒業研究集をこちらのお店用に1冊用意したが、まだ届けられていない現実。
卒業後半年以内までにお礼もかねて全店舗に研究のコピーか冊子を配りたいと思っているが、半分ちょいしか行けてない。
あと2か月以内目標で。)

 

閉店時間を過ぎてしまったが、快く対応してくださった店長さんに感謝✨

ごちそうさまでした。

 

あ、ちょうどランチタイムですね♪
皆様、ランチにバンメンいかがですかー?

日栄楼(小田原)

平成最後の年末年始、2018年も今日を含めてあと3日ですね。
ようやくお休みに入ったので、ブログ更新です。

  

食べ歩き6件目。

 

2017.8.3

  

この日は小田原の造幣局の見学の後、小田原城の見学に。
娘と田舎から都会に2週間ホームステイに来ていた親戚の男の子も道連れでの調査。

 

13時前に訪問。

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お店の外観

 

駅前にある年季の入ったお店!!
こちらのお店、検索すると小田原駅前本店と書かれている。
以前は支店があったのかな。

 

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壁のメニュー

弁麺!!
お、値段が高い部類にあるぞ。

 

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メニュー

手書きのメニューはもっと種類がある。。。
ということはバンメンは結構古くからあるということがわかる。

 

実食!!

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バンメン

いか、えび、豚肉、チャーシュー、うずら、小松菜、たけのこ、玉ねぎ、白菜
の9品。

ニンニクも入っているような。あんがゆるい。

 

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麺は平均的な中華麺。
醤油ベースで、まちがいなく横浜市内のバンメンと同じである。

 

店主が入院中とのことで奥様にお話を伺ってみた。

以前中華街で働いていた人を雇っていた時期もあるというだった。

また、昔はアワビなどが入っていて豪華だったので、常連さんはまた(そのバンメンを)食べたいということもあるそうだ。

 

アワビ!!

なんて豪華な。私も食べてみたいとその場でまちがいなく思った。笑

 

三鮮(野菜、海鮮、肉)バンメンと書かれてなくとも、三鮮のお店が多いなと感じる。

 

創業は67年前ということだったので、1950年、つまり昭和25年である。

壁のメニューが創業当時から変わってなければ、昭和20年代から続いている食べ物となる。

ひっそり提供されているものとしてはすごい歴史である。

 

子供たちが食べ終わったので、インタビューを終えたが、店主が復帰されてたら、またお話を伺いたいなと思いつつ、店を後にした。

 

ごちそうさまでした!!

 

 

2018年の締めくくりにどこかにバンメンを食べに行こうと思っていたのですが、難しそうなので、これが年内最後の更新です♪

 

また来年、過去の食べ歩きを紹介しつつ、県外調査をしたいと思いますので、
興味がある方はお付き合いいただければと思います♡

 

皆様、よい年末年始をお過ごしください!!

 

 

光陽楼(燕三条)

毎日寒いですね。。。日本海側は数日前から雪の様です。
関東も今夜降るとか降らないとか。。。⛄

 

さて、土曜日、ヒアリングをさせていただいたお店にお礼も兼ねて研究論文をファイルしたものをお届けに伺いました。
お忙しい時間はさけたいなぁと16時~17時を狙い4店舗、その後夕飯も兼ねて19時過ぎに1店舗。
もう忘れられているだろう。。。と思いながら、お声がけすると、にっこり笑顔で「あー!」と思い出して下さり、ちょっと入りなよー!お蕎麦食べていく?などお声がけ頂いたり、優秀賞頂きましたと報告すると、おめでとう♡とお声がけ頂いたり。。。


帰り道にまた2店舗立ち寄り、お渡ししたところ、思わぬダメ出しが💦
注釈において一部表現を変更しなければいけないことが出てしまった。
事情を伺い、慌てて大学にHPの修正連絡。。。こちらのHPも一部記載を変更させていただきました。

 

さて、今回は食べ歩き県外調査番外編、光陽楼。(自分では行ってないので、カウントはせず!


新潟に行って食べなければと思っていたものの、仕事でお付き合いのある新潟在住のA先生と先日飲みに行ったとき、バンメンの話をして、食べに行ってください!とお願いしたら、快く引き受けて下さり、本当に行ってくださり、詳細なLineが頂けました!!!

 

嬉しすぎる💛ということで、A先生に許可を頂き掲載しちゃいます。

 

入口。昼時なのに、お客ゼロだった模様。

店内は薄暗いようです。。。(飲食店なのに―?!

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メニューがこちら。

 

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え?!蛮メン??しかも辛いメニュー?!?和え麺でもないのか。。。
やはり名前だけでは判断できない。
卒業研究の店舗一覧で、追跡調査が必要な店のくくりに入れたものは写真がないか、写真から判断できないけど『ばんめん』という記載があるお店。とはいえ、この漢字は想定外。

 

そして実食。

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あんかけじゃなーい!!!
全くの別物ですね。はい。(写真から見ても店内の暗さが伝わりますね。。なぜだろう。

 

スープは鶏ガラだしの塩で、辛みに南蛮が入っているそう。(え?南蛮って何?)

 

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麵は黄色の縮れたつるつる面でよくあるタイプの麵とのこと。

 

「具材は八宝菜に近く、白菜、ニンジン、きくらげ、ホウレンソウ、竹の子、海老、ウズラの卵。
これらが少量の卵でとじてありました。
野菜が沢山使われていることもあり、お値段は新潟ではやや高めの900円。
味には全く期待してなかったのですが、食べてビックリめちゃうまでした。」

 

ということで、野菜たっぷりなのは似ていますが、どちらかといえばタンメンに近いかも!
W卵にビックリ!

 

気になる南蛮について、A先生に聞いてみたところ、唐辛子を指す方言だそう。
地元では茄子の味噌炒めに唐辛子を入れたものも南蛮と呼ぶそうな💦


ちなみにこちらのお店についても詳しく聞いてくださってました。

 

「ご主人のいとこが45年くらい前に東京で同じ光陽楼は東京亀有を中心としたチェーン店で40店舗以上あったそうです。
出すメニューは各お店に委ねられていたのか、どこでもバンメンを出していたわけではないようです。
こちらのお店では35~40年くらい前から提供されているとのことでした。」

 

すごーい✨ここまで聞いてくださっていて感謝感激。
今でも光陽楼という名前のお店は東京都内にいくつか残ってますね。
いつか絶対自分でも行って食べてみなくては!!!

文字からすると南蛮(異国のものを指す)から来ているように見えますが、メニューにはちゃんと別に南蛮ラーメンもあり、違いが気になる。
あっでも南蛮を方言とすると、北海道発祥のなんばんらーめんとも違うのか!?


いろいろ追いかけてみたいネタはではあるが、辛いのは苦手なので、諦めよう。
横浜のバンメンとは違う!!ということがわかったことが収穫。
前回に引き続き残念な結果となったが、まぁ仕方ない。
寒い日には身体が温まりそうな1品で、日本海側の厳しい寒さにはピッタリなんだろうなと思いました♪

 

A先生、ご協力本当にありがとうございました💖